クスリの勉強とDIニュース

調剤薬局に勤務する薬剤師・ふな3が、勉強した医薬品や疾患の知識、DI情報などをまとめていきます。

ザルティア処方の際の注意

      2015/06/04

前立腺肥大症治療薬・ザルティア(タダラフィル、日本新薬)については、タダラフィルが勃起不全治療薬「シアリス」と同成分であることを受け、厚生労働省から、処方にあたっての通知が出されています。

◎厚生労働省保険局医療課長通知(平成26年5月8日)
《ザルティア錠2.5mg及び同5mg》
本製剤の効能・効果に関連する使用上の注意において「本剤の適用にあたっては、前立腺肥大症の診断・診療に関する国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、適切な検査により診断を確定すること」とされており、適切な検査により前立腺肥大症と診断された場合に限り算定できること。また、診療報酬明細書の記載に当たっては、尿流測定検査、残尿検査、前立腺超音波検査等の診断に用いた主な検査について、実施年月日を摘要欄に記入すること。

そこで、処方にあたって、処方医側のポイントしては、

(1)50歳以上であること

(2)医科レセプトに、診断に用いた主な検査について実施年月日を記入する
主な検査:尿流測定検査、残尿検査、前立腺超音波検査等
※すべての検査が必須ではなく、いずれかを行ない確定診断とする。
IPSS(国際前立腺症状スコア)が検査として認められるかどうかは、都道府県や保険組合によって見解が異なる

※検査の実施年月日は、医科レセプトに毎月記載することが望まれる

以上は、処方元(処方医側)で確認・注意が必要な項目ですが、処方箋を受ける調剤薬局側でも、把握をしておくと良いと思います。

※6月4日追記

前立腺がん治療薬ザイティガと排尿障害改善薬ザルティアの取り違えに関する注意事項
PMDAより転載

前立腺癌治療剤『ザイティガ®錠250mg』(ヤンセンファーマ株式会社、アストラゼネカ
株式会社)は2014年7月4日に製造販売承認を取得し、2014年9月2日に発売となりました。
本剤の発売に際し、2014年4月17日より発売されております前立腺肥大症に伴う排尿障害
改善剤『ザルティア®錠2.5mg、同5mg』(日本イーライリリー株式会社、日本新薬株式会社)
と販売名が類似していることから、薬剤選択時の取り違え(誤処方・誤調剤)が発生する可
能性があるため、ご注意およびご案内を申し上げます。
 標記薬剤はともに泌尿器科領域の薬剤であり、処方または調剤いただく際には、今一度
販売名および薬効をご確認いただきますようお願い申し上げます。また、薬剤オーダリングシス
テム等をご利用の場合は、名称の前に薬効を記載する等の予防策をご検討ください。なお、
安全対策のため、誤処方・誤調剤など薬剤の取り違えの情報を収集しております。万が一、
誤処方・誤調剤が発生した場合は、処方・調剤に至らなかった場合および健康被害の有無
にかかわらず、弊社医薬情報担当者に情報の提供をお願いいたします。

全文はこちら

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